No.0019:no music , no life 〜 最高の伝達手段
2015.09.16

 ここのところ、音の重要さが増しているように感じるのは私だけでしょうか?パナソニックの音響ブランド「テクニクス」の復活、アップルによる音楽配信・ヘッドフォン製造会社であるbeatsの買収。またハイレゾと呼ばれるCDを上回る音質表現が可能な規格の盛り上がり。

 先日、DJの沖野修也さんが提唱しているサウンドブランディングの話を耳にしました。 音楽で空間や企業の価値を高めるといった内容です。上質なレストランに行ってインテリア、従業員のサービス、食事、は申し分ない、でも音楽がエッどうして?・・・だと、それだけで 空間全体を破壊してしまうそうです。その話に私も凄く共感してしまいました。素敵な空間なのに、もったいないなって感じることがあります。個人的な好みの問題なのかな?ってことで、あまり気にはかけていませんでしたが。

 また、何かを伝えたい時に言葉で語ることは、とても有効ですが、音楽ほど強く心を揺さぶる方法は無いと考えています。メッセージとメロディ、そして演奏パフォーマンスのシナジーは強烈なインパクトを聞き手の心に刻みこむことができます。

 私は仕事をする時に音楽を聞きながらのことが多いです。昂ぶった心を穏やかに鎮めたり、逆に闘争心を掻き立てたり。音楽を聞きながらと、そうでない場合では作業の効率、気分のノリは明らかに違います。Bob Dylan、bloodthirsty butchersの反骨、ジョンレノンやBeckの癒やし、ストーンズ、ピストルズのコノヤロウ、sonic youth、Radio Headの郷愁などなど。
BeckのWaking Light
 最近、なぜ、なぜ?を考えるクセがついていて、それ自体はとても良いことだとは思うのですが、時として「なんとなく」で放っておいて良いのでは?と感じるケースもあります。左脳は理屈、右脳は感情をつかさどると言われていますが、後者のケースです。そんな時は何かの小説での言葉だったと思いますが、次のように考えるようにしています。

 そんなことに理由なんて必要ないんだ。

 理屈ばかりではなく音楽のように、人の感情もあわせて大切にしつつ判断していけたらと思っています。