No.0018:敗者になっても弱者になるな
2015.08.15

 標題は私の尊敬する松浦弥太郎さんの言葉です。

 弱者とは、他人に依存して保護を受けなければ生きていけない人のことです。・・・・敗者はどんなに失敗を繰り返したとしても、自分の力で立ち直って、再び勝負を挑む勇気を持つ人のこと。敗者にはチャンスはやってきますが、弱者に未来はありません。

 引用:100の基本 松浦弥太郎のベーシックノート

 私はそれ程、強い人間ではありませんので、人一倍、標題のようなことを強く、強く意識しています。小さなことでクヨクヨしないように「 ちょっとしたことに過剰に反応して止まらないこと!」と自分に言い聞かせ、自分にムチを打っています。

 自分の能力が足りなかったり、人と上手く合わなかったりで、失敗して、落ち込んで何もやりたくない時があります。例えば、自分が何気なく発した言葉が相手を傷つけていたことに気づいてしまったような時です。相手を叩いてやろう!なんて気持ちは微塵もなく、つい出てしまった言葉なんですが後々、振り返ってみると、相手のとりようによっては失礼だったかもな、どうして僕は、そんな表現をしてしまったんだろう?って自分が嫌になってしまうことがあります。 自分が相手を傷つけたのであれば、それ以上に自分が傷ついていることが、やさしさだ、みたいなことを作家の北方謙三さんがおっしゃっていて、私はその通りだなと考えています。それは非常に辛いことでもありますが。

 また自分ができると思っていたことが、実はそうではなくて、そのことで人に迷惑をかけてしまったことが私には幾度かあります。人に迷惑をかけているな、きっと怒っているだろうな、自分は何やってんだろう?って思うと、僕は再び立ち上がることができるのだろうか?カウント10どころか、そのままリングで野垂れ死んでしまうかも、とか大げさにネガティブになりまくっていたことがあります。いつか忘れましたが「 反省はするけど後悔はしない」と言う内容を誰かから伺いました。いつもそうありたいな、とか思いつつも、後悔している自分がいたりします。

 最近、ピンチの時は「 これは自分に起きていることではない」と自分に言い聞かせるようにしています。他人事として無責任に振る舞うということではありません。冷静さを欠いて、視野狭窄に陥って、ダメダメな判断をしないための、おまじないみたいなものです。これは以外と効果がありまして、以前なら心臓がはち切れるような場面でも、随分と冷静に考えられるようになりました。

 これからも、ピンチは幾度となく訪れることは間違いのないことでしょう。教科書に書いてあるようなことですが、失敗しても、敗者になったとしても、そこから何かを学び取り、またそのことをハングリーになるためのエネルギーとして、何度でも立ち上がって行こう!と強く思っています。私はRolling Stonesが大好きです。その理由の一つは、ネーミングです。 蹴っ飛ばされて、コロコロ転がっても、強くあり続ける、そんな思いを私は勝手に彼らから感じています。

人間、ぶちのめされたって負けることはねえ
引用:ヘミングウエイの老人と海
Rolling Stones