No.0004:ノマドに効くiPhoneアプリ
2015.03.06

 iPhoneもアプリがなければ、ただの箱です。素敵なアプリを入れて活用して初めて、その威力が発揮されます。今回は私が普段、愛用しているノマドライフをサポートするiPhoneアプリのいくつかをご紹介します。

mazec(900円) 

 手書き入力が行えるアプリです。画面上に手で書いた文字を認識してくれます。指でも書けますが、スタイラスペンを使用すると、とても書きやすいです。僕の場合、テンキー入力があまり得意では無いので、こちらの方が早く入力できます。パソコンが使えない、例えば電車の中でボリュームのある文書を書く時に便利です。
語学プレーヤー(無料)

 再生速度を早くしても音声が聞きとりやすい音声再生アプリです。他の再生アプリですと、再生速度を上げると何というか「ピコピコ」してて聞き取りにくいです。しかし、このアプリは技術的なことはわかりませんが、再生速度を上げても自然な感じで聞き取れるという非常に画期的なアプリです。気に入っているセミナーやオーディオブック(本の内容が読み上げられた音声ファイル)を幾度も繰り返し移動中に反芻することで、過去の経験・知識、また日々新たに得るそれと、聴いている内容が結びついて新たに気づくことが非常に多いです。私は1度目は通常の速度で、2度目以降は1.5倍速で聴いています。febeというオーディオブックや、石原明さんのpodcast「経営のヒントプラス」また、その有料版の「経営のヒントプレミアム」を僕は愛聴しています。もちろん本来の語学の学習にもうってつけだと思います。
Splashtop(700円)

 iPhone/iPadからパソコンを遠隔操作するアプリです。例えば、外出先から自宅のパソコンの画面をiPhoneに映し出して操作することが出来ます。僕は外出先で、不意にお客様からシステムのトラブルの連絡をいただいた時に、iPhoneでお客様のコンピュータの状況を確認し対処したことが幾度もあります。そんなことで、お客様としては問題が素早く解消される、私たちとしては移動の時間を省くことができる、ということで良いことずくめです、が、必ずしもそうではありません。どういうことかというと、こういった対応が常態化してしまうことで、お客様のサービスに対する要求が引き上げられ、つまり即時対応が当たり前となってしまたりします。そうなってくるとサービスを提供する側は、即時対応に耐えうる体制を整えないと!みたいなことでコストが上がってしまったり(増員、残業代増などで)します。今すぐ!が望まれているのであれば良いのですが、その必要性が低いにも関わらず、いつものことだからということで知らず知らずのうちにコスト増を招いていたとしたら非常に残念なことです。便利も場合によっては、ほどほどにということですね。個人の使い道としては例えば家のパソコンに重要な書類を忘れてしまった時に、家のパソコンを遠隔操作して重要書類をメール送付するといったことができます。
TV Side View(無料)

 SONYのnasneというTVレコーダに録画されている番組を見るためのアプリです。自宅でiPhone/iPadで録画もしくは放送されている番組を見るのはもちろんのこと、外出先から自宅のnasneに接続して録画番組を見ることもできます(別途オプション料の500円が必要)。自宅で外出前にiPhoneに録画番組を転送することも出来るのでwifi環境のない場合、パケット量を気にすることなく視聴することができます。好きな場所・時間にお気に入りの番組を見れるので時間を効率的に使えます。ドリフの「8時だヨ!全員集合」を見るために土曜日の8時に家族勢揃いでリビングのテレビの前に集合していた頃が懐かしく思い出されます。そんなことが家族愛を育んだこともあったのかもしれませんが。
Hangouts(無料)

 複数人でビデオ通話ができるgoogle社の提供するアプリです。メインとなる人の資料を全員で見ながら討議するといった使い方も出来ます。無償で利用できます。約15年前、頻繁に東京・北海道間でテレビ会議を行っていたことがありました。当時は随分と時代も変わったもんだ、なんて思ったものです。そのシステムは今と比較すると画像や音声の荒さにも関わらず、随分と高価でしたので、隔世の感があります。Hangoutsを使用すれば、東京のクライアントと、札幌のスタバにいるフリーの技術者、ベトナムの在宅の技術者のビデオ会議が電波が通じてスマホさえあれば出来てしまいます。このようなアプリが浸透することで都会にいることの意味は薄れ、地方、はたまた発展途上の国の価値が増していくように思います。

 いかがでしたか?少しでも、こころにひっかかったアプリがありましたら早速、入れて試してみてはいかがでしょうか?可能であれば、今すぐってことで。予備校の先生が流行らせた決めセリフみたいに。 「いつかやってみるか」は川の流れのように、流され、 気がついたらゼロですから。ひょっとしたら、そのうち大きく化けるかもしれませんよ。なんて偉そうなこといっている僕も流されていくことが多くて残念な思いを随分としているような気がします。
不意に出会って大きく化けたbloodthirsty butchers